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地域防災の要、消防団が危ない

2008-01-09
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 消防団という組織に対して、皆さんはどんなイメージを抱くだろうか。

 消防団員が最も国民の目に触れやすいのは、テレビなどの報道が映し出す、台風や地震などの災害現場で、救出活動や復旧活動にあたっている姿ではないか。おなじみの、昔ながらのはっぴ姿や現代的な濃紺の作業服などである。

 もちろん、災害現場では常備消防(消防署など)や自衛隊、警察関係者も活動しているが、その多くは消防団員だと思って間違いないかもしれない。なにしろ、消防団は、常備消防の約9倍の90万人を擁している組織なのである。

 消防団は、常設されている常備消防と違い、通常はそれぞれの職業に従事しながら、火災や地震などの有事の際だけ、臨時的に召集される奉仕的消防組織である。身分的には、非常勤特別公務員となっており、一応、報酬や日当は支払われる。が、その額は団員で年報酬が数万円、日当は数千円程度と、その活動内容に比べて決して高いものではない。

 この消防団員が、年々減少の一途をたどっている。2007年12月に総務省が発表した消防白書によると、1952年には200万人もの人数を誇っていた消防団員が、現在では90万人を割りこんでしまったという。

 これらの背景には、少子化の進展や就業構造の変化、さらには国民の価値観の多様化などが挙げられる。これらが、地方へ若年人口の減少をもたらしたり、都市部、地方にかかわらず、住民の地域社会に対する帰属意識の低下などをもたらしたと思われる...

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